ブロガーの行為

 ブロガーってのはblogをつけてる人ってことです。

 ブログではトラックバックやコメントが特徴的で、また情報に即時性がともなっていることも今、研究課題として注目をあつめる要因にもなっている。ただ各社がIE等のwebブラウジングソフトから手軽にblogを作成できるサービスを始めたことにより、ブロガーの裾野が広がってる。これは、なにかの話題に対し無批判にその話題だけが引用されていくという現象をひきおこしている。これにより、最近はネット上のある程度の話題性、注目度のある「話題」に関して驚くほどの速度で、驚くほど多種多様な人々にひろがっていっているという印象をうけまる。
 ここで、ぼくが思うのはなんかネットでも最近は新しさを感じないなぁ、といこと。僕がそれほど価値のあるサイトを運営しているわけではないのでえらいこと言えませんが・・・。つまりは情報収集には事欠かないが、それだけで得るものがない。
 さらに、思い浮かんだのが「情報の並列化」。攻殻機動隊S.A.Cで笑い男事件と並列して、もうひとつのテーマとしてとりあげられていたのがタチコマ。A.Iをつんだロボット(正確には思考戦車)である彼ら(6台だったか)は毎回出動のたびに経験など得た情報の並列化をおこない、個体差を消していく。最近、きちんと見たからその影響かもしれないけど、そのことがすぐに思い浮かんだ。つまりは、ブロガーたちはそれぞれのブログを通じて情報の並列化を行っているのではないか、と。重要、というか話題になるニュースはすぐさま全体の共通認識にもちあがる。オリジナルをたどっても、何重もの引用が繰り返されすでにその出自もわからない。結局、ブログが大量に広まったといっても、個体差のない無数のものが乱立しているだけではないのか・・・。
 最近は読んでもつまらないウェブサイトが多すぎる、トラックバックをたどってもいいサイトにめぐりあうことはまれだ、みたいにどこかの誰かさんも言っていました。やはり個性がないから、というか個の主張がなからなのかしら・・・。とはいっても攻殻タチコマの話しは、情報の並列化のなかから生まれてくる個体差(個性)ゆくゆくはゴースト?みたいなのが話しの流れでしたけど。まぁ、あっちは元が差のないA.Iのはなしだからあてはめようと引用してくるのがそもそも間違いだけど。


 結局何が言いたいかは、また見えなくなってしまった。要は、最近ネットがつまらんっちゅーわけです。もちろん僕の情報水準をネット一般レベルに保つために毎日巡回はかかさないわけですけど。もはや、それは楽しみというより慣例に近い。新聞読むみたいなもん。これからは、もう少しインタラクティブな活用を強めるべきだと思ってきた。まえまえから言ってるけど、自分のサイトも一考。今は、ごく身近な人への情報発信を主眼におくことにした。