核爆発以上のものが!恐竜も?劇場版『テニスの王子様』

http://blog.livedoor.jp/uirou/archives/13484831.html


先日も紹介したし、ネットでもだいぶ話題になっているテニスの王子様の映画のレポ。


あれだね。レポを読む限り少林サッカーみたいな感じなんだろうたぶん。I.Gが女性をターゲットにした作品もやりたいってことで取り組んだらしいし、きっと絵とか特効はすごいクオリティなんだろうな。


ところで、やはりおバカ映画でもどうしても批判的な評価されるみたいですね。そのバカさを笑ってネタにして受け入れてあげましょう的な表現がどこのサイトも一般的です。これがどうにもしっくりこないんですよ、僕は。この間も少しふれましたけど。
例えば似ているであろう例としてあげた少林サッカーなどはおバカ映画であるところを皆が認知している。皆そのバカさと痛快さを楽しむし、そのコンセプトを否定するのはあまり見ない。題材しているのもスポーツであまり違いはない。


では、なぜこの両者で見る側のスタンスの違いが生まれるのだろうか。論点が少しずれるが、僕はカンフーハッスルのCMをみたとき感じたことがある。本編は未見なので憶測になるが、この映画も少林サッカーと同様のおバカ映画で題材が格闘ものになったと考えて大差ないだろう。このCMをみたとき僕は

「とんでもなくおバカで明らかに笑えるものに見えるが、もしかして日本のドラゴンボールとかも、海外の受け取られ方はこれと似た感じなのでは?」

ということだ。つまりは、日本人は多種多様な漫画を読んでアニメを見て漫画独自の文法のようなものが幼いころから備わっている。よって、非常識的世界でもある程度の設定や世界観を前提とした「漫画」や「アニメ」の場合、現実世界では荒唐無稽で笑うしかないようなものでもすんなりとうけいれられるのだ。しかし、海外ではカンフーハッスルもドラゴンボールもおかしいレベルでは同じなのではないだろうか、ということ。


この考えを仮に肯定したとき、テニスの王子様のありえなさを笑うのはおかしなことではないだろうか?ということが言えてくる。テニプリでは限りなく現実の世界と等しい世界観をもち連載当初普通の少年スポーツものですよ、といった始まり方をしたため、みな「トンデモ設定を受け入れる、漫画用の文法適用」をOFFにしているだけなのだ。ちょっとスラムダンクみたいな気分で読んでしまっただけなのだ。少し、「こういう世界なんだ」というスイッチをONにしてみればいい。うん、これで素直に見られるはずだ。よく思いだしてみよう、キャプテン翼だってどちらかといったらテニプリに近くないか?どうなの?


みんなもっとテニスの王子様をドラゴンボール的に見て行きましょう。とオモタ。

(情報元: しゃあぽさん)